新生児のうんち回数は1日何回?母乳・ミルクの差と危険なサイン【最新】
新生児のうんち回数は1日何回?母乳・ミルクの差と危険なサイン【最新】についての真相をご紹介します。
オムツ替えの現場で親を悩ませるもうひとつの要素が「色と性状の変化」です。新生児うんち色緑色黄色のバリエーションを目にした際、病気ではないかと不安を抱く方が大勢います。
結論から述べると、黄色や緑色はどちらも完全に健康な範囲内の色です。肝臓から分泌される胆汁に含まれる色素「ビリルビン」は元々黄色ですが、腸内に長くとどまったり、排泄後にオムツの中で空気に触れて酸化したりすると、緑色の「ビリベルジン」へと変色します。腸の動きが活発でガスが多かったり、便が少し時間をかけて大腸を通過したりするだけで、濃い深緑色のうんちが出ますが、これは生理学的に何の問題もない正常な反応です。
注意を要するのは、生理的な水様便と感染症などによる新生児下痢見分け方です。普段から泥状の便をしている新生児において、下痢かどうかを単に「水っぽさ」だけで判別するのは困難です。小児医療の現場では、以下の4つの複合サインで病的な下痢を鑑別します。
- 回数の異常な激増:普段の倍以上のペースで排便があり、水分がオムツのポリマーシートの限界を超えて背中や足回りから漏れ出す。
- 明らかな異臭:いつもの酸っぱい乳酸臭ではなく、鼻を突くような腐敗臭や強烈な生臭さがある。
- 全身状態の悪化:活気がなくぐったりしている、抱っこしても泣き止まない、おっぱいを飲む力が著しく落ちている。
- 脱水徴候の出現:おしっこの回数が半日以上途絶える、唇が乾燥している、大泉門(頭頂部の骨の隙間)がくぼんでいる。
さらに、直ちに小児科や夜間救急へ走るべき新生児うんち受診目安として、絶対に見逃してはならない「危険な3つの便色」が存在します。
- 赤色便:便全体が真っ赤なジャム状、あるいは多量の血が混じっている場合。腸重積症や重篤な細菌性腸炎、新生児メレナの疑いがあります。
- 白〜クリーム色便:胆汁の分泌が滞る先天性胆道閉鎖症などの重大な肝胆道疾患が疑われます。母子健康手帳に綴じ込まれている「便色カラーカード」の危険番号(1〜3番付近)と照らし合わせ、即刻受診してください。
- 黒色便:生後数日を過ぎた通常便の時期に、コールタールのような真っ黒な便が出た場合。胃や十二指腸など上部消化管からの出血が疑われます。