胸鎖乳突筋が痛い原因とは?危険な病気の見分け方と受診科・ほぐし方
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首筋に触れた際、「グリグリとした塊がある」「押すと鋭い痛みがある」という症状に直面したとき、もっとも警戒すべきは危険な病気の可能性です。筋肉の線維が固まった「筋筋膜性トリガーポイント」であれば適切な休養やストレッチで軽快しますが、リンパ節や血管系、甲状腺の異常である場合は速やかな医療介入が求められます。
頻度として高いのは頸部リンパ節炎です。風邪、咽頭炎、扁桃炎、虫歯や歯周病などの感染症を契機に、胸鎖乳突筋に沿って走る深頸部リンパ節群が細菌やウイルスに反応して腫脹します。この場合、球状または大豆大のしこりとなり、触れると明瞭な圧痛を伴うのが特徴です。
一方で、押しても痛みがなく、硬く固定されて動かないしこりが数週間にわたって拡大し続ける場合は、悪性リンパ腫や頭頸部がんの転移といった腫瘍性病変を鑑別しなければなりません。また、急激な片側の首の痛みとともに激しい後頭部痛が現れた場合は、脳梗塞の原因となる頸動脈解離の疑いが生じます。