漁夫の利の現代語訳と原文を徹底解説!テスト頻出句法と真の教訓
漁夫の利の現代語訳と原文を徹底解説!テスト頻出句法と真の教訓の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
漢文『戦国策』燕策に収められた「漁夫の利」は、別名「鷸蚌の争い(読み方:いつぼうのあらそい)」とも呼ばれます。「鷸(いつ)」は鳥のシギ、「蚌(ぼう)」は二枚貝のカラスガイやハマグリを指します。まずは、この物語の全貌を、現代語訳とともにあらすじとして整理します。
ある晴れた日、川辺に上がったハマグリが日光浴をしようと殻を開いていました。そこへ通りかかったシギが、美味しそうなハマグリの肉を見つけ、長いくちばしでついばもうと突っつきます。攻撃を受けたハマグリは慌てて殻を固く閉じ、シギのくちばしを挟み込みました。
身動きが取れなくなったシギは威嚇します。「今日も雨が降らず、明日も雨が降らなければ、ここに干からびたハマグリが一丁上がりだ!」
一方、挟まれたままのハマグリも一歩も譲りません。「今日も口を開けず、明日も口を開けてやらなければ、ここに飢え死にしたシギが一丁上がりだ!」
両者は互いに怒りとプライドをぶつけ合い、一歩も譲歩しようとしません。そこへ通りかかったのが一人の漁師(漁夫)でした。争いに夢中で周囲への警戒を完全に失っていたシギとハマグリは、格好の獲物として「二人ながら(両方とも)たやすく捕らえられてしまった」のです。これが、シギとハマグリが争った哀れな結末の真相です。