昭和最悪の凶悪犯罪はいかに描かれ、どう語り継がれるのか——「女子高生コンクリート詰め殺人事件」漫画化作品を巡る表現倫理とデジタル時代の波紋

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現代のメディア環境において特筆すべきは、縦スクロール型Webtoonや、YouTube・TikTokなどの動画プラットフォームにおける「漫画動画」形式での再生産である。短時間で劇的な展開を見せるために、事件の最も衝撃的なシーンのみを切り取り、過激なテロップやナレーションを付与したショートコンテンツが急速に増殖している。

文脈を切り捨てた極端な短尺動画は、視聴者の恐怖心や好奇心をあおるだけであり、事件が持つ深い教訓や構造的問題への理解を阻害する恐れが高い。作品全体が提示していた問いかけが掻き消され、ただの「閲覧数稼ぎ(クリックベイト)」のツールとして消費される現象に対し、原作者や出版業界関係者からは懸念の声が上がっている。プラットフォーム運営者側によるモデレーションの厳格化と、受け手側のメディアリテラシーが今まさに問われている。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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