日本の色の名前と驚きの由来!四季の伝統色&和名カラーコード一覧

日本の色の名前と驚きの由来!四季の伝統色&和名カラーコード一覧に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

日本の歴史を支えてきた二大染料といえば、茜(あかね)と藍(あい)です。それぞれの色には、日本人の祈りや実用的な知恵が色濃く反映されています。

茜色(あかねいろ):茜の根を原料とする赤色で、日本最古の染料の一つです。『万葉集』の枕詞「あかねさす」でも知られるように、朝焼けや夕焼けの力強い光を象徴します。古くは太陽のエネルギーを宿す神聖な色として、魔除けや武士の鎧の威糸(おどしいと)にも好んで使われました。

藍色(あいいろ):海外から「ジャパン・ブルー」と絶賛された深い青。江戸時代、幕府の贅沢禁止令(倹約令)により庶民の派手な着物が禁じられた際、町人たちは藍染めの濃淡で個性を競い合いました。「甕覗(かめのぞき)」と呼ばれる極めて淡い青から、「留紺(とめこん)」と呼ばれる黒に近い濃紺まで、藍染めだけで数十種類もの色名が誕生した背景には、厳しい制約の中で美を楽しんだ庶民の反骨精神があります。さらに、藍には抗菌や防虫、消臭効果があるため、野良着や火消しの羽織としても重宝されました。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest