暴飲暴食とは?基準と止まらない心理の真相&翌日即効リセット術
暴飲暴食とは?基準と止まらない心理の真相&翌日即効リセット術とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
日常会話で頻繁に使われる言葉ですが、学術的・臨床的な視座において「暴飲暴食」とは単なる大食漢の行動とは一線を画します。辞書的な定義では「度を超えて酒を飲み、節度を失ってむやみに食べ物を摂取すること」とされ、英語圏では「excessive eating or drinking」や「binge eating and drinking」と表現されます。料理の美味しさを純粋に堪能し、満腹に達して幸福感を得る「大食い」とは根本的に異なり、暴飲暴食は満腹シグナルを無視して自己破壊的に詰め込む衝動性を孕んでいるのが特徴です。
客観的な数値基準として、厚生労働省が策定する「健康日本21」では、節度ある適度な飲酒量を1日平均純アルコールで約20g程度(ビール中瓶1本、日本酒1合程度)としています。これに対し、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は「男性40g以上、女性20g以上」と定義されており、1晩で缶チューハイ(アルコール度数7〜9%)を何本も空けるような飲み方は、明確に「暴飲」の領域に足を踏み入れています。食事面においても、成人1食あたりの適正エネルギーである600〜800kcalの2倍以上(1,500〜2,000kcal超)を1〜2時間の短時間で無我夢中に摂取してしまう場合、生理的必要量を超えた暴食と判定されます。
さらに見過ごせないのが、精神疾患としての「摂食障害」との境界線です。米国精神医学会の診断基準(DSM-5)に定められる「過食性障害(BED)」や「神経性過食症」では、通常より明らかに大量の食物を摂食し、自己コントロールが不能になるエピソードが週に1回以上、少なくとも3ヶ月間持続することが要件とされます。一過性のストレス発散として年に数回やらかしてしまう暴飲暴食と、臨床的治療を要する過食症には明確な医学的グラデーションが存在します。