ベランダとバルコニーの違いは屋根の有無!テラス比較と後悔しない選び方

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分譲・賃貸を問わず、マンションに暮らす上で絶対に誤解してはならないのが、「ベランダやバルコニーは専有部分ではなく共用部分である」という区分所有法上の原則です。

居住者は毎月の管理費等を支払うことで「専用使用権」を得ていますが、所有権そのものは住民全員の共有物です。そのため、個人の独断で勝手にサンルームへ改装したり、固定式の物置をアンカーボルトで打ち付けたりする行為は明確な規約違反となります。

さらに見落とされがちなのが、消防法に基づく避難経路としての機能です。マンションのバルコニーやベランダには、火災時に隣戸へ脱出するための「隔板(蹴破り戸)」や、階下へ降りるための「避難ハッチ(救助袋)」が設置されています。

消防法施工令第25条等の基準により、避難ハッチの上部や周囲、および隔板の前には「避難の支障となる物品を置いてはならない」と定められています。SNS等で見栄えの良いDIY事例として紹介される「大型物置の設置」「隔板をふさぐ背の高いラティスフェンス」「避難ハッチを覆い隠すウッドタイルの敷設」は、重大な法令違反であり、定期消防点検で即時撤去を命じられる対象です。

また建築基準法において、突出幅が2メートル以下のベランダ・バルコニーは延床面積(容積率)に算入されないという優遇規定があります。しかし、壁やサッシで囲ってサンルーム化すると「床面積」に算入され、建物の容積率上限を超過して違法建築となる危険性があるため、戸建てであっても勝手な増築は厳重な注意が必要です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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