家の換気口にムクドリの巣?勝手な撤去は違法か|安全な駆除法と費用

家の換気口にムクドリの巣?勝手な撤去は違法か|安全な駆除法と費用の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

自宅の敷地内であっても、野生鳥獣の巣を無断で撤去する行為には極めて厳格な法規制が敷かれています。野生生物の保護と生活環境の保全を目的とした鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)により、環境大臣または都道府県知事の許可を受けずに、野生鳥類の成鳥・雛を捕獲したり、卵を採取・損傷させたりする行為は固く禁じられています。

違反した場合には「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される規定となっており、知らなかったでは済まされない重大な刑事罰の対象となります。現場判断において最も重要な境界線は「巣の中に卵や雛が存在するかどうか」です。

  • 卵や雛がいる場合:行政機関(自治体の環境課や野生生物担当窓口)へ有害鳥獣捕獲許可を申請し、認可が下りるまで手出しはできません。申請から許可証交付まで数日から2週間程度を要するのが一般的です。
  • 巣作りの途中・すでに巣立った後の空の巣:卵や雛が一切存在しない状態であれば、法律上の許可申請を行わずに所有者自身で撤去することが可能です。

現場の取材でも「親鳥がエサを運んでいる最中に巣を落としてしまい、近隣からの通報で行政指導を受けた」という事例が報告されています。撤去に着手する前には、下から棒で突くなどの早急な行動を控え、スコープカメラやスマートフォンのカメラ等を活用して内部の状況を正確に目視確認することが鉄則です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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