食器用洗剤で洗車は危険?代用の真相とプロが明かす塗装への影響

食器用洗剤で洗車は危険?代用の真相とプロが明かす塗装への影響について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

ドラッグストアで手に入る食器用洗剤と、カー用品店に並ぶカーシャンプー。どちらも裏面の成分表示を見れば「界面活性剤」「中性」と記載されていることが多く、「中身は同じ界面活性剤なのだから中性洗剤洗車なら安全だろう」と誤解されがちです。しかし、界面活性剤の成分と違いを詳細に比較すると、配合比率と設計思想に決定的な隔たりが存在します。

第一の違いは、原液に含まれる界面活性剤の濃度です。一般的なカーシャンプーに含まれる界面活性剤濃度はおよそ5%〜10%に抑えられています。これに対し、『ジョイ』や『キュキュット』などの代表的な台所用濃縮洗剤は、30%〜40%前後もの高濃度で界面活性剤が凝縮されています。つまり、同じ感覚で水に溶かした場合、車体にはカーシャンプーの数倍から十倍近い高濃度の界面活性剤が接触することになります。

第二の違いは「泡切れの設計」です。カーシャンプーは、広い面積を持つ車体からホースの水圧だけで素早く泡が流れ落ちるよう、水切れ性を高めた処方が施されています。一方、食器用洗剤はスポンジに泡を保持させ、油を包み込み続ける「泡持ちの良さ」を最優先に設計されています。この泡持ちの良さが洗車においては致命傷となり、ドアのヒンジ、パネルの合わせ目、ウィンドウモールの隙間に入り込んだ成分が水流だけでは抜けきらず、長期間残留して部材を蝕む原因となります。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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