狼みたいな犬の飼育難易度と真相|ウルフドッグとハスキー徹底比較
狼みたいな犬の飼育難易度と真相|ウルフドッグとハスキー徹底比較の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
狼犬を家族として迎え入れるにあたり、金銭的コストを軽視することは破滅への第一歩となります。国内の優良ブリーダーからウルフドッグの子犬を迎える場合の生体価格相場はおよそ40万〜80万円、オオカミ血量が極めて高いハイパーセント個体や輸入個体では100万〜150万円以上に達することも珍しくありません。
しかし、生体代金は全体費用の入り口に過ぎません。本当に莫大な出費となるのは、脱走を絶対に防ぐための「施設整備費」と「日々の維持管理費」です。
オオカミの血を引く犬種は、跳躍力と登坂能力、そして穴掘りの能力が通常の犬とは桁違いです。2メートル程度のフェンスであっても、助走をつけて軽々と乗り越えたり、金網をよじ登って脱走したりします。そのため、敷地を囲むフェンスには高さ2.5メートル以上の「忍び返し」付きワイヤーメッシュを張り巡らせ、下部には地面を掘り返して脱走できないようコンクリートブロックを深く埋設しなければなりません。これら専用ケージ・ドッグランの施工費用だけで100万〜300万円規模の設備投資が初期段階で必要となります。
さらに、食費も一般的なペットフードの範疇には収まりません。オオカミの消化器官に近い彼らは、穀物主体の安価なドッグフードでは消化不良を起こしやすく、良質な生肉(馬肉、鹿肉、鶏頭骨ごとなど)や高タンパクなプレミアムフードを毎日大量に消費します。体重40kgの成犬であれば、月々の食費だけで3万〜5万円、年間の医療費や冷暖房費(寒冷地仕様の体質のため日本の酷暑には24時間冷房が必須)を含めると、年間維持費は60万〜100万円を優に超えます。