心電図で房室接合部調律と出たら危険?原因と精密検査の基準を解説
心電図で房室接合部調律と出たら危険?原因と精密検査の基準を解説に関する気になる情報を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
健診で引っかかった際、循環器内科の専門医が最初に行う黄金律の検査が「24時間ホルター心電図検査」です。胸部に電極を貼り付け、日常生活を送りながら丸1日分の心電図(約10万回の拍動)を連続記録します。
ホルター心電図検査の判定詳細まとめとして押さえておくべきチェックポイントは以下の3項目です。
- 総心拍数と平均心拍数:1日の総心拍数が7万回を下回る(平均心拍数が50bpm未満)場合、著しい徐脈状態と判定されます。
- 最長心停止時間(Max Pause):睡眠中や覚醒時を問わず、心拍と心拍の間が何秒空いているかをミリ秒単位で測定します。3.0秒以上の休止は重大な警戒ラインです。
- 接合部調律の出現頻度:一時的に数発出るだけなのか、一日の半分以上が接合部調律に置き換わっているのかによって、洞結節の疲弊度を定量化します。
このホルター検査を通じて鑑別されるのが、高齢化に伴い患者数が急増している「洞不全症候群と房室ブロック」という心臓電気回路の2大故障です。
洞不全症候群(SSS:Sick Sinus Syndrome)は、本来の司令塔である洞結節が老朽化し、電気を発信できなくなる病気です。接合部調律は、この洞結節の沈黙を必死に補うために発動します。一方の房室ブロックは、洞結節から信号は出ているものの、心房から心室への中継地点(電線)が途中で断線して電気が届かなくなる障害です。いずれの場合も、接合部という予備電源すら力尽きれば、心静止(心臓停止)に至る恐れがあります。さらに心エコー検査を組み合わせ、心臓の壁の厚さや弁膜症、駆出率(ポンプの力)を総合的に診断していきます。