プロが教えるリレーのバトンパスのコツ!落とさず最速タイムを出す5つの極意
プロが教えるリレーのバトンパスのコツ!落とさず最速タイムを出す5つの極意の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
陸上競技の4×100mリレーにおいて、日本代表が世界の大舞台でメダルを獲得し続けてきた背景には、徹底的に磨き上げられたバトンパス技術があります。個人の走力で勝る海外の強豪国に対し、日本がタイムを短縮できる最大の要因は「スムーズなバトンパスの理由」を科学的に突き詰めた点にあります。
リレーでタイムを縮める鍵となるのが利得距離です。利得距離とは、前走者が腕を前方に伸ばし、次走者が腕を後方に伸ばすことで生じる「走らなくてもバトンが移動する空間的な距離」を指します。2人の腕の長さとバトンの長さを合わせると、1回のパスでおよそ1.2メートルから1.5メートル前後の距離を稼ぐことが可能です。3回のパスを行えば、チーム全体で約4.5メートルもの距離を走らずに進む計算になります。
さらに重要なのが、次走者がトップスピードに乗った状態でバトンを受け取ることです。静止状態から走り出す第1走者とは異なり、第2走者以降は助走をつけることで、最高速度に近いスピードでバトンを受け取ることができます。前走者の減速と次走者の加速が最も噛み合うポイントでパスを完了させることが、足が速いだけのチームに勝つための絶対条件です。