一回転イースターエッグがスマホで動かない本当の理由と隠し裏技

一回転イースターエッグがスマホで動かない本当の理由と隠し裏技の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

なぜGoogleの開発陣は、数あるアクションの中から「バレルロール(横転・宙返り)」というギミックを選び、世界公開に至ったのでしょうか。そのルーツを辿ると、1990年代後半の家庭用ゲーム機黄金期と、海外ギークコミュニティの熱狂的なカルチャーが浮かび上がってきます。

英語コマンドである「do a barrel roll」の元ネタは、任天堂が1997年にNINTENDO 64向けに発売した名作3Dシューティングゲーム『スターフォックス64』にあります。作中に登場する主人公フォックス・マクラウドの戦友であり、ベテランパイロットのウサギ「ペッピー・ヘア」が、敵の猛攻を回避する際に発する無線通信の指示「Do a barrel roll!(宙返りだ! ローリングで弾け!)」が直接のルーツです。

当時、ゲーム内でZボタンまたはRボタンを素早く2回連打すると、自機アーウィンが高速で横回転してシールドを張り、敵のレーザー攻撃を弾き飛ばすアクションが可能でした。この英語音声と緊迫した戦況のフレーズが、2000年代初頭の米大型掲示板「4chan」や「Reddit」などの初期インターネットミームとして爆発的に流行。「何かトラブルが起きたら、とりあえずバレルロールで切り抜けろ」というジョーク構文として定着しました。

その後、2011年11月にGoogleのソフトウェアエンジニアが、HTML5およびCSS3の技術デモンストレーションとゲームカルチャーへの深いリスペクトを込めて社内ハッカソンから本機能を実装。当時のGoogle公式SNSアカウントも「『スターフォックス』ファンに捧ぐ」といった趣旨のメッセージを発信し、世界中のゲーマーと開発者の間で歓喜の声が巻き起こりました。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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