消えた謎の看板!ビデオ本販売孫悟空の閉店理由と2026年現在の実態

消えた謎の看板!ビデオ本販売孫悟空の閉店理由と2026年現在の実態に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

深夜の国道4号や国道16号、あるいは地方のバイパスを走ると、かつて至る所で視界に飛び込んできたのが「ビデオ・本販売 孫悟空」の看板でした。黄色や赤の派手な原色で彩られた看板には、西遊記でおなじみの孫悟空が筋斗雲に乗り、如意棒を片手に微笑むイラストが描かれていました。店名だけを見れば子ども向けアニメやコミックの専門店を想起させますが、その実態は窓全体を目張りされたプレハブ小屋や、中古の海上コンテナを改装した成人向けビデオ・雑誌の販売店でした。

昭和から平成へと元号が変わる1980年代後半から1990年代、日本のモータリゼーションは最高潮を迎えました。地方都市のバイパス沿いにはロードサイド店舗が乱立し、自家用車で移動する男性ドライバー向けのオアシス、あるいは「深夜の隠れ家」としてこうした店舗が次々と誕生しました。市街地の書店では人目が気になって購入できない成人向け雑誌や裏ビデオ、中古ビデオテープを手軽に購入できる利便性から、深夜帯を中心に多くの固定客を掴んでいたのです。

当時を知る元長距離トラック運転手は、当時の様子について次のように振り返ります。「長距離便の途中で仮眠を取る前、街道沿いの孫悟空や金太郎、自動販売機コーナーに立ち寄るのが仲間内の定番でした。店内は独特の芳香剤と埃の匂いが混ざり合い、決して清潔とは言えないプレハブ空間でしたが、誰にも邪魔されない一種の解放感があった」と証言しています。しかし、時代の針が進むにつれ、あれほど強烈な存在感を放っていた看板は街道から忽然と姿を消していきました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest