抗がん剤のしびれは冷やすべき?予防効果と絶対Ngな注意点を検証

抗がん剤のしびれは冷やすべき?予防効果と絶対Ngな注意点を検証とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

冷却療法を検討する上で、最も警戒しなければならないのが「すべての抗がん剤にしびれ冷却が通用するわけではない」という点です。同じ手足のしびれであっても、投与される薬剤の種類によって冷却が「極めて有効な対策」になる場合と、「症状を悪化させる危険な行為」になる場合に二分されます。

大腸がんや膵臓がんの標準治療(FOLFOX療法など)で使用されるオキサリプラチンは、冷気や冷たい物体に触れることで急性の末梢神経障害や咽頭・喉頭の違和感、筋痙攣が誘発される特異な性質を持っています。オキサリプラチンの投与中や投与直後に手足を冷やす行為は、耐えがたい激痛や呼吸困難感を招く恐れがあるため明確に禁忌(禁止)とされています。

ネット上の「抗がん剤のしびれには手足冷却が効く」という断片的な情報だけを鵜呑みにし、オキサリプラチンの投与中に自己判断で保冷剤を持ち込むことは極めて危険です。自身が受けるレジメン(治療計画)に含まれる薬剤名を正しく把握し、主治医へ事前の相談を行うことが絶対条件となります。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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