月給30万の手取りは23万?引かれる6万円の内訳と生活費を徹底検証
月給30万の手取りは23万?引かれる6万円の内訳と生活費を徹底検証とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
インターネット上の掲示板やSNSでは、「月給30万も稼いでいるのに、通帳を見ると生活がカツカツだ」「30万円という数字と実際の生活実感が乖離しすぎている」といった悲鳴に似た投稿が後を絶ちません。大手ポータルサイトのコミュニティや知恵袋を検証すると、多くのビジネスパーソンが抱く「手取りの少なさへの不満」には、明確な構造的理由が存在します。
都内のIT関連企業に勤務する30代男性(営業職)は、取材に対して次のような現場の苦悩を吐露しています。
「20代後半でようやく月給が30万円の大台に乗り、自分のなかでは一人前の社会人になれたという達成感がありました。ところが、口座に振り込まれた金額は23万円ちょっと。そこから家賃や光熱費、奨学金の返還を引くと、手元に残る自由な金は数万円しかありませんでした。昇給前の月給26万円の頃と比べても、引かれる額が増えただけで、生活水準が上がった実感は微塵も湧きません」
会社員が「手取りが少ない」と感じる背景には、2000年代以降段階的に引き上げられてきた社会保険料率の歴史的推移があります。厚生年金保険料率は2004年から2017年にかけて引き上げが繰り返され、現在は上限である18.3%(労使折半で個人負担9.15%)に固定されています。さらに健康保険料率や雇用保険料率の改定、物価高騰と実質賃金の伸び悩みが重なり、心理的な「剥奪感」が強まっているのです。
また、月給30万円層は国や自治体の各種セーフティネット(給付金や低所得者向け減免制度)の対象外となることが大半です。「税金をしっかり納めているにもかかわらず、公的支援の恩恵を実感しにくい」という中間層特有の立ち位置が、手取りに対する不満をより一層増幅させています。