鑑別所とは?少年院との違いや収容期間・生活実態と前科の真相を解明
鑑別所とは?少年院との違いや収容期間・生活実態と前科の真相を解明の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
厳格な秘密のベールに包まれている少年鑑別所ですが、所内での日常は極めて整然とした規律正しいタイムスケジュールで管理されています。受刑者のような重労働(刑務作業)は課されず、読書、学習、心理検査、内観などが中心となります。
標準的な平日の生活リズムは以下の設計となっています。
- 07:00 起床・洗面・朝食:起床後は速やかに部屋の清掃と寝具の畳み込みを行い、検査を受けます。
- 08:30 運動・入浴:グラウンドや体育館での軽い運動、あるいは週2〜3回の入浴が割り当てられます。
- 09:30 各種検査・面接:知能検査、性格診断(バウムテストやYG性格検査など)、作文、法務技官による個別面接が順次進められます。
- 12:00 昼食・休憩:栄養バランスが計算された食事が単独室(個室)に配膳されます。
- 13:00 課題学習・読書:学校の教科書の自習、反省文の執筆、図書室から借りた本の読書など静かな時間を過ごします。
- 17:00 夕食・自由時間:食後は日記の記入やラジオ放送の聴取などが許可される時間帯があります。
- 21:00 就寝・消灯:全館一斉に消灯となり、夜間は職員による厳重な巡視が行われます。
かつて少年鑑別所での収容生活を経験した少年の手記や手紙には、次のような生の証言が綴られています。
「部屋は静まり返っていて、時計の秒針の音だけが響いていた。外にいた頃は毎晩のように仲間とバイクで騒いでいたが、鉄格子の窓から空を眺めながら、自分がどれだけ親を泣かせ、被害者にひどいことをしたのかを初めて逃げずに考えた」
自由を剥奪され、テレビやスマートフォン、ゲームといったあらゆる娯楽から完全に遮断された静寂の環境は、少年たちに孤独感をもたらす一方で、自己の過去と向き合わざるを得ない心理的リセットの場として機能しています。