都立代々木高校はなぜ閉校?芸能人伝説と統合先・跡地の現在を追う
都立代々木高校はなぜ閉校?芸能人伝説と統合先・跡地の現在を追うについて徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
都立代々木高校を語る上で欠かせないのが、芸能界の歴史を彩った卒業生の存在です。特に有名なのが、SMAPの中居正広氏と木村拓哉氏が同じクラスで学んでいたという事実でしょう。
当時、中居氏は地元・神奈川県藤沢市から、木村氏は千葉県からそれぞれ東京へ通い、仕事と学業を両立させるために代々木高校の定時制へ編入・進学しました。テレビ特番の対談や過去の手記において、中居氏は「仕事が終わった後、夕方から登校して一緒に弁当を食べたり、授業の合間に他愛のない話をしていた」と語っており、木村氏も「仕事場とは違う、普通の高校生としての居場所だった」と振り返っています。過酷なスケジュールの中、二人が夜間照明の下で互いに支え合いながら高校卒業を目指した日々は、ファンの間でも伝説として刻まれています。
その他にも、吉岡秀隆氏、川上麻衣子氏、浅香唯氏など、昭和から平成のテレビ界を牽引した俳優・アイドルが数多く在籍しました。なぜ、芸能人の受け皿として知られる私立の堀越高校や日出女子学園(現・目黒日本大学高校)ではなく、都立代々木高校だったのでしょうか。現場の事情を知る芸能関係者は次のように解説します。
「当時、大手芸能事務所に所属していても、デビュー直後の若いタレントの収入は決して高くありませんでした。私立高校の学費を事務所や家庭が全額負担するのはハードルが高いケースも多かったのです。その点、公立である都立代々木高校は授業料が非常に安価でした。さらに、昼間二部や夜間定時制という登校形態があり、夕方以降の授業に出席すれば単位が取れる仕組みが整っていたため、テレビ収録やレッスンと両立しやすい理想的な環境だったのです」