看護師必修!静脈血ガスの取り方と数値激変を防ぐ採血手技の全貌
看護師必修!静脈血ガスの取り方と数値激変を防ぐ採血手技の全貌の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
Q1:通常の静脈採血用シリンジで引いた後、ヘパリン入りスピッツやガスシリンジに移し替えてもいいですか?
A1:絶対に行ってはいけません。一般的なシリンジで採取した血液を別容器へ移し替える過程で、大気との激しい接触が起こり、PCO2の散逸やPO2の上昇、pHの急変が確実に発生します。また、シリンジ内で微小な凝固が始まると分析器の流路を詰まらせる原因になります。必ず最初からヘパリン加工された専用ガスシリンジを用いて直接採血してください。
Q2:穿刺が難しく、どうしても駆血帯を1分以上締めざるを得なかった場合はどうすればよいですか?
A2:針先が血管内に入り、血液の逆流を確認できた瞬間に必ず駆血帯を解除してください。解除後、局所に鬱滞していた血液が洗い流されるまで5〜10秒ほど待ってからゆっくりプランジャーを引くことで、駆血による乳酸値やカリウムの偽高値を最小限に抑えることができます。もし駆血したまま採取してしまった場合は、検査結果を医師に報告する際「駆血時間が2分以上かかった検体である」旨を必ず伝えてください。
Q3:シリンジ内に小さな気泡が残ってしまった場合、どう対処するのが最も正確ですか?
A3:抜針後、ただちにシリンジを垂直に立て、シリンジの外壁を爪先や指で弾いて気泡を先端部分に集めます。その後、プランジャーをゆっくり押し上げて空気を完全に大気中へ放出し、気泡がゼロになったことを目視確認してから専用キャップを装着してください。この作業は抜針後10〜15秒以内に行うことが推奨されます。