ガーデンホテル九十九里の現在と閉業理由|心霊・廃墟の噂の真相を追う

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なぜこれほど規模の大きなホテルが閉業を余儀なくされたのでしょうか。そのガーデンホテル九十九里の閉業理由を紐解くには、昭和末期から平成にかけての日本のリゾート産業の栄枯盛衰を検証する必要があります。

発端は1980年代後半のバブル経済期です。当時、全国で総合保養地域整備法(リゾート法)が施行され、首都圏近郊の海岸沿いには大規模なリゾート施設が相次いで建設されました。白子町もその例外ではなく、「白子ニューオータニガーデンホテル」をはじめとするブランド力を持つ施設が次々と進出しました。

しかし、1990年代初頭のバブル崩壊により、法人の慰安旅行や高単価な個人旅行需要は激減します。生き残りをかけて多くの施設が「学生のスポーツ合宿・サークル合宿」へとターゲットを転換しましたが、ここにも構造的な逆風が吹き荒れました。

少子化の急速な進展による合宿市場の縮小に加え、海のすぐそばという立地ゆえに、塩害による建物の修繕・空調設備更新コストが莫大な額に膨らみ続けました。さらに近年のエネルギー価格高騰と耐震改修基準の厳格化が決定打となり、事業継続を断念せざるを得ない経営判断へと追い込まれたのが実態です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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