ベランダで鳩の雛を発見!勝手な保護は違法?巣立ちまでの対処法

ベランダで鳩の雛を発見!勝手な保護は違法?巣立ちまでの対処法についての疑問解決ガイドをご紹介します。

「何時間観察しても親鳥が戻ってこない。育児放棄されたのではないか」という不安の声を頻繁に耳にします。しかし、これは鳩の防衛本能と子育てのリズムを誤解しているケースがほとんどです。鳩は外敵に対して非常に警戒心が強く、人間がベランダのカーテンを開け閉めしたり、窓越しに視線を向けたりしている気配を察知すると、近くの電線や屋根の上でじっと様子を伺い、巣に近づこうとしません。人間から見れば「親鳥が来ない放置状態」に見えても、親鳥からすれば「人間という外敵が去るのを待っている」状態なのです。

さらに重要なのが、鳩特有の授乳システムです。スズメやツバメのように1日に何十回も虫を運んでくる鳥とは異なり、鳩は素嚢(そのう)の内壁から分泌される「ピジョンミルク」と呼ばれる高タンパク・高脂肪の液体分泌物を雛に直接口移しで与えます。1回の給餌で濃密な栄養を補給できるため、親鳥が巣を訪れる回数は1日に数回程度にとどまります。市販の小鳥用フードやパンくず、ミルクなどを人間が無理やりスポイトで与えようとしても、気道に入って窒息死させたり消化不良を起こさせたりするだけで、雛を救うことにはつながりません。日中に親の姿が見えなくとも、雛の嗉嚢がぷっくりと膨らんでいれば、親鳥は確実に給餌を行っています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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