【白バイ直伝】二輪車のブレーキのかけ方完全版!転倒防ぐ黄金比率とは
【白バイ直伝】二輪車のブレーキのかけ方完全版!転倒防ぐ黄金比率とはの注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
減速操作における最大の関門。それは前後ブレーキの荷重配分だ。走行中のバイクにブレーキをかけると、慣性力によって前輪へ激しく荷重が移動する。いわゆるフロントダイブと呼ばれる現象だ。一般的に推奨される制動力の配分は「前輪7:後輪3」とされる。だが、この比率は決して固定された絶対値ではない。
全国白バイ安全運転競技大会で凄まじい制動コントロールを見せる白バイ隊員らは、制動開始の一瞬、まずリアブレーキをわずかに効かせる。リアを軽く引きずることで車体後部を引き下げ、車体のピッチング姿勢を安定させてからフロントブレーキを強力に立ち上げるのだ。この高度な安全運転技術こそが、タイヤの接地感を失わずに最短距離で停止する極意である。経験の浅いライディングでは前輪だけに頼りすぎてフロントロックによる即座の転倒を招き、逆に後輪だけに頼れば制動距離が大幅に伸びる。両者の絶妙な入力速度とバランス制御こそが命を繋ぐ。