幻の潜水空母「伊401」の真相|パナマ攻撃中止とハワイ海底の今

幻の潜水空母「伊401」の真相|パナマ攻撃中止とハワイ海底の今に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

伊401に課せられた最初の使命は、太平洋と大西洋を結ぶ要衝であるパナマ運河 攻撃計画でした。米海軍が大西洋側から太平洋戦線へ戦艦や空母などの大型艦艇、大量の補給物資を輸送する生命線を遮断することが目的でした。晴嵐の精密爆撃によってガトゥン湖の閘門(ロック)を破壊し、運河を数カ月にわたり機能不全に追い込む計画が極秘裏に立案されていたのです。

しかし、1945年春以降、戦局は急激に悪化します。沖縄戦が終結し、米軍による日本本土上陸(ダウンフォール作戦)が目前に迫るなか、海軍首脳部は「遠方のパナマ運河を叩いても本土決戦への即時抑止効果が薄い」と判断。第一潜水隊司令兼・指揮官である有泉龍之助 大佐(伊400型部隊の統括指揮)および各艦長へ下された最終命令は、米機動部隊の前進拠点であるウルシー環礁 攻撃への目標変更でした。

第一潜水隊(伊400、伊401、伊13、伊14)は、ウルシー環礁に停泊する米正規空母群を目標に定め、1945年7月に日本本土を出撃。晴嵐を米軍機色に偽装塗装して奇襲突入を図るという悲壮な作戦でした。しかし、伊401が作戦海域への進出を図る道中で悪天候による rendezvous(合流)の遅延が発生し、攻撃予定日の直前に日本は終戦を迎えました。極秘作戦は一度も火の手を上げることなく、幻の奇襲計画として幕を閉じたのです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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