樹齢千年の巨木に異変?野間の大けやきとアオバズクの今を追う

樹齢千年の巨木に異変?野間の大けやきとアオバズクの今を追うに関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

この大けやきは、単なる野生の巨木ではない。かつてこの地にあった野間神社の御神木として、土地の人々の祈りを集めてきた歴史を持つ。境内が整理された現在も、注連縄が巻かれた太い幹からは、神道的なアニミズムの息遣いが立ち上る。

歴史の記録を紐解くと、戦国末期から江戸初期にかけてこの地を治めた領主・能勢頼次の名に行き当たる。妙見山を再興し、領内の山林保護に腐心した頼次は、領民とともに社叢を守り抜いた。徳川家康に仕え、数々の戦功を挙げた武将の手によって伐採を免れたからこそ、木は数世紀の歳月を稼ぐことができたのだ。能勢町役場や地域ボランティアの手で保存活動が続く現代の体制は、中世から受け継がれた共同体の記憶そのものである。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest