もうシワに悩まない袴の畳み方!簡単手順と十文字結び・保管の完全極意
もうシワに悩まない袴の畳み方!簡単手順と十文字結び・保管の完全極意を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
袴の畳み方で最初につまずく最大の要因は、自分が扱っている袴の「形状」を正しく把握していない点にあります。袴には大きく分けて「行灯袴(あんどんばかま)」と「馬乗り袴(うまのりばかま)」の2種類が存在し、構造が根本から異なります。
行灯袴は、内部に仕切りがないスカート状の構造です。動きやすさと着脱のしやすさから、大学や短大の卒業式で着用される女性用袴の約95%以上を占めています。一方の馬乗り袴は、中央に襠(まち)と呼ばれる股の仕切りがあるズボン状の仕立てです。古くは乗馬用として考案され、現代では男性の礼装用(紋付羽織袴)や、剣道・弓道・合気道などの武道袴として広く用いられています。
見分け方は極めて単純です。裾から手を入れてみて、左右が筒抜けであれば行灯袴、真ん中に仕切り布があれば馬乗り袴です。畳む際、行灯袴はそのまま平らに潰して長方形を作れますが、馬乗り袴は「左右の股部分をきれいに左右へ振り分ける」というワンアクションを挟まなければ、内側に強烈な斜めジワが刻まれてしまいます。
また、ヒダの数にも伝統的な意味と構造的規則があります。前側には5つのヒダ(外側から内側に向かって倒れている)、後ろ側には1本または2本のヒダが配置されています。この折り目の向きを無視して逆に倒してしまうと、生地に不自然なテンションがかかり、ヒダが完全に消え去る原因になります。