トカゲの卵を見つけたら?上下逆Ngの理由と有精卵の育て方を徹底解説
トカゲの卵を見つけたら?上下逆Ngの理由と有精卵の育て方を徹底解説の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。
日本の平地から山地にかけて広く分布するニホントカゲやニホンカナヘビは、5月下旬から7月上旬にかけての初夏から梅雨の季節に産卵の最盛期を迎えます。冬眠から明けて交尾を終えたメスは、日照によって適温が保たれ、適度な湿気を含んだ花壇の土中、腐葉土の底、石組みの隙間などに数個から10個前後の卵を産み落とします。
もし庭や畑でこうした卵を掘り出してしまった場合、最も優先すべき初期行動は「卵の現在の上側に、水性ペンや柔らかい鉛筆で小さな印を付けること」です。爬虫類の卵は天地の向きを一度変えてしまうと致命的な影響を受けます。移動させる前に必ず上向きの位置を記録し、元の向きを完全に維持したままスプーンなどですくい上げるのが鉄則です。
また、ニホントカゲの場合は母トカゲが卵のそばに寄り添っているケースが多々あります。これは爬虫類としては珍しい「抱卵・保護行動」であり、母トカゲが卵を外敵から守り、体を寄せて湿度を保ち、卵の表面を舐めてカビの発生を防いでいます。巣穴を大きく壊していないのであれば、周囲の土を優しく戻して母トカゲに託すのが自然界において最も孵化率を高める選択肢となります。