地方モールの逆襲。新生「荒尾シティモール」が提示する、人口減少社会を生き抜くための新戦略とは?
地方モールの逆襲。新生「荒尾シティモール」が提示する、人口減少社会を生き抜くための新戦略とは?について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。
かつてショッピングモールといえば、アパレル店やフードコートが並ぶだけの場所だった。しかし、ここには市役所の出張機能やマイナンバーカードの手続きブース、さらには夜間対応のクリニックやリハビリ施設までが同居している。買い物ついでに役所の用事を済ませ、そのまま医師の診察を受ける。そんな日常が、ここでは当たり前の光景だ。
「わざわざ遠くの役所まで行く必要がなくなりました」と語るのは、市内に住む70代の女性だ。車を手放した高齢者にとって、バス路線が集中するモールに行政と医療が集約されている意味は極めて大きい。移動の負担を減らし、生活に必要な機能を一箇所にまとめる「コンパクトシティ」の縮図が、民間主導のこのモール内で実現しているのだ。