建築プレゼンボードの極意|コンペ・卒業設計で勝つ構成と魅せ方
建築プレゼンボードの極意|コンペ・卒業設計で勝つ構成と魅せ方にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
美しく論理的なボードを短時間で仕上げるには、ツールの特性を活かしたワークフローが欠かせません。実務や設計課題で標準的に用いられるIllustrator建築ボード作成手順は以下の通りです。
- アートボードとレイヤー構造の初期設定:
A1サイズ(仕上がりサイズ+塗り足し各3mm)、カラーモードは印刷用途ならCMYK、画面審査メインならRGBを選択。レイヤーは「ガイド・グリッド」「背景」「図面線画(ベクター)」「パース・写真(ラスター)」「テキスト・記号」に厳格に分離します。 - CAD/BIMデータの線画エクスポート:
Vectorworks、Rhinoceros、Revit、ArchiCAD等からPDFまたはDWG形式で出力。Illustrator上で線幅(線種のヒエラルキー:外郭線0.3mm、壁芯0.15mm、ハッチング0.05mmなど)を徹底して整理します。 - パースレンダリング魅せ方のコツ:
建築CGレンダリングでは、水平垂直のパース補正(2点透視)を徹底することが基本です。人物添景はスケール感を狂わせないようアイレベルに視点を揃え、彩度を落として配置します。2026年現在は、フォトリアル一辺倒ではなく、建物のマテリアルと光の陰影のみを強調した「クリーンなトーン」が好まれる傾向にあります。 - 建築プレゼンボードフォント選び方:
フォントは原則として2書体以内に絞ります。タイトルや見出しには可読性の高い「UD新ゴ」や「AXIS Font」「ヒラギノ角ゴ」、本文や解説には品格のある「游明朝」や「筑紫Aオールド明朝」を組み合わせます。タイトルは36〜48pt、見出しは18〜24pt、本文は10〜12pt、図面注記は7〜8pt程度に階層化し、文字詰め(カーニング)を適切に行うことで誌面が引き締まります。