昔の電車は線路へトイレ垂れ流し?黄害の真相と消滅の歴史を追う
昔の電車は線路へトイレ垂れ流し?黄害の真相と消滅の歴史を追うについて知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。
1964年(昭和39年)に開業した東海道新幹線は、最初からトイレの垂れ流しを行っていません。時速210kmという未曾有の超高速で汚物を垂れ流せば、床下機器を破損させるだけでなく、沿線や後続車両に破滅的な被害をもたらすことが明白だったためです。
そこで開発されたのが、便器から流した汚物を床下の専用タンクに一時的に溜める「汚物タンク」と、少量の水で効率よく流す「循環式汚物処理装置」でした。これは汚物タンク内の上澄み水をフィルターでろ過・脱臭・消毒し、再び洗浄水として便器に循環させる画期的なシステムで、水を大量に積載できない長距離列車において劇的な効果を発揮しました。
新幹線で培われた汚物処理技術は、その後の在来線特急や急行列車へも順次フィードバックされていくことになります。