ビタミンCの過剰摂取は無害か?知られざる尿路結石と下痢の罠
ビタミンCの過剰摂取は無害か?知られざる尿路結石と下痢の罠について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
ビタミンCの大量摂取を語るうえで、避けて通れない人物がいる。二度のノーベル賞を受賞したアメリカの天才化学者、ライナス・ポーリングだ。彼は晩年、極端な高用量アスコルビン酸があらゆる感染症やガン、老化を防ぐと主張し、メガビタミン療法の旗手となった。
偉大な知性が提唱した理論は、熱狂的な支持を集めた。だが、その後の二重盲検法による大規模な臨床試験は、彼の主張した劇的な延命効果や感染予防効果を冷徹に否定し続けた。現代の予防医学において、健常者が日常的に数グラム単位のアスコルビン酸を摂り続ける意義は、ほぼ否定されている。偉人の権威によって一度刷り込まれた「ビタミンC=飲めば飲むほど体に良い」という幻想だけが、科学的検証を置き去りにして一人歩きを続けているのだ。