ご飯の配膳位置はなぜ左?味噌汁やおかずの正しい並べ方と左利きの真相

ご飯の配膳位置はなぜ左?味噌汁やおかずの正しい並べ方と左利きの真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

和食において、ご飯の配膳位置が手前の左側に指定されている背景には、日本人が古来より重んじてきた「左上位(さじょうい)」の思想が深く根底にあります。

飛鳥・奈良時代の宮廷儀礼や中国の陰陽五行思想に由来するこの概念では、南を向いた皇帝から見て「太陽が昇る東側(左手)」を上位、「太陽が沈む西側(右手)」を下位とみなしてきました。左大臣が右大臣よりも位が高く、伝統的な雛人形の男雛が向かって右(内裏から見て左)に配されるのもこの伝統に由来します。

日本人の命を繋いできた主食であるお米は、神への神聖な供物(神饌)としても別格の存在でした。そのため、食卓の中で最も尊い位置である「左手前」にご飯を据え、副食である味噌汁の配膳位置を手前右側に置く形式が定着しました。

また、この配置は身体動作の観点からも極めて合理的です。右利きが大多数を占める日本人の所作において、左手でお椀を持ち上げ、右手で箸を操作する動きが最もスムーズに行えます。歴史的な精神文化と日常の身体技法が美しく調和した結果が、現在の配膳ルールとして継承されています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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