世界遺産最多国はどこ?イタリア対中国の激動ランキングと裏話

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遺産の登録は、決して学術的な価値だけで決まるわけではない。審査の実務を担う国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の総会や、年に一度開催される世界遺産委員会の会場裏では、熾烈なロビー活動と外交交渉が繰り広げられている。自国の候補地を推薦リストに滑り込ませるため、各国の大使や専門家チームは水面下で他国への根回しに奔走する。

UNESCOを率いるオードレ・アズレ事務局長体制のもとでは、特定の地域や先進国への登録偏重を是正する「グローバル・ストラテジー」の徹底が叫ばれてきた。これにより、すでに大量の登録を持つ国への新規審査基準は年々厳格化の一途をたどっている。単に古い建造物であるというだけでなく、後世に受け継ぐための持続可能な管理計画や地域住民の合意形成が完璧でなければ、即座に「登録延期」や「情報照会」の厳しいジャッジが下されるのが現状だ。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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