大久保公園に立つ女性たち。新宿立ちんぼ急増の裏と摘発の最前線

今注目を集めている 大久保公園に立つ女性たち。新宿立ちんぼ急増の裏と摘発の最前線について、多角的な視点をご紹介しています。

「ここに立っていれば、数時間で数万円になる。怖いけれど、今月の支払いを考えたら逃げられない」

寒空の下、薄手のコートを着て大久保公園の脇に立っていたユイさん(仮名・22歳)は、震える声でそう話してくれた。地方から上京し、都内の専門学校に通っていたが、生活費の工面と人間関係のストレスから夜の街に入り浸り、気づけば多額の借金を抱えていたという。

彼女のスマートフォンには、マッチングアプリの通知と借金の返済期日を告げるメッセージがひっきりなしに届く。路上での交渉は危険と隣り合わせだ。提示された金額を値切られたり、ホテル内で暴力を振るわれたりする恐怖は日常茶飯事だという。「警察に見つかるのも怖いけれど、それ以上にお金が尽きて居場所がなくなることの方が何倍も怖い」。彼女の言葉には、追い詰められた若者のリアルな絶望が滲む。

ユイさんのような女性たちにとって、路上は単なる金稼ぎの場ではなく、同じ境遇の人間が集まることで辛うじて孤独を紛らわせる「居場所」としての側面も帯びてしまっている。この心理的依存こそが、問題の根をさらに深くしている。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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