密室の突然死「腹上死」の真相!命を守る循環器医学の最新対策
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循環器内科学の知見によれば、腹上死の直接的な死因の約8割から9割は急性心筋梗塞や致死性不整脈(心室細動)、そしてくも膜下出血などの脳血管障害である。性的な興奮が高まると、交感神経が急激に過緊張状態に陥る。心拍数は跳ね上がり、収縮期血圧は一気に200mmHg近くまで達することもある。
日本循環器学会の報告でも示されている通り、冠動脈に潜んでいた不安定なプラーク(血管壁の脂質のかたまり)が急激な血圧上昇と血管収縮によって破綻。血栓が一瞬で血管を閉塞させ、広範囲の心筋虚血を引き起こす。アメリカ心臓協会(AHA)の運動負荷基準に照らせば、性行為自体のエネルギー消費は「階段を2階分早足で上がる程度」と評価されることが多い。しかし、問題は純粋な運動量ではない。精神的な高揚感、息止め動作による胸腔内圧の上昇(バルサルバ効果)、オーガズムに伴う急激な自律神経の急変が重なることこそが、心臓にとって極大のストレスとなるのだ。