美少年から日本を代表する名バイプレイヤーへ——尾美としのりが駆け抜けた「伝説の青春時代」と半世紀の演技軌跡
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尾美としのり(本名・尾美利徳)が演技の世界に足を踏み入れたのは、まだ幼少期の70年代前半のことだ。劇団ひまわりに所属し、子役として数多くのTVドラマやCMに出演を開始。早熟な感性と物怖じしない度胸は、当時から業界関係者の間で高く評価されていた。
1977年の特撮ドラマ『小さなスーパーマン ガンバロン』で初主演を果たした際、若干11歳にして作品全体を牽引する圧倒的なオーラを発散。昭和の子供たちを夢中にさせたこの作品は、彼にとって「カメラの前で演じる喜び」を全身で吸収する貴重な原体験となった。子役特有のあざとさが皆無で、どこか冷めた客観性と純真さが同居する独特の存在感は、すでに大物の器を感じさせるものだった。