カイロ大学卒業証書は買えるのか?エジプト闇ルートと疑惑の全貌
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この疑惑が一気に国民的関心事へと跳ね上がった契機は、ノンフィクション作家・石井妙子氏による決定的な評伝『女帝 小池百合子』の出版だった。綿密な現地取材と同居人の証言をもとに、小池百合子都知事のカイロ時代の実態を白日の下に晒した同書は、日本のポリティカル・ノンフィクション史に残る衝撃作となった。
さらに火に油を注いだのが、「文藝春秋電子版」などで次々と報じられた側近による告発手記だ。元側近が実名で語った「カイロ大学側からの声明文作成に関与した」という証言は、単なる卒業の真偽を超え、公権力を用いた隠蔽工作の疑惑へと発展した。文面がエジプト大使館を通じて発出された経緯の不自然さ、そして政治生命を賭けた駆け引きの舞台裏が生々しく描かれ、有権者に強烈な不信感を植え付けた。
メディア各社が追及を強める中、本人は一貫して卒業を主張し、大学側も「卒業を認める」との公式見解を出している。だが、公式声明が出されるプロセスそのものに政治的・外交的圧力が働いていたのではないかという疑念は、今なお払拭されていない。