朝響く鳩の鳴き声の正体とは?キジバト・ドバトの違いと撃退の鉄則
朝響く鳩の鳴き声の正体とは?キジバト・ドバトの違いと撃退の鉄則についての最新情報をご紹介します。
精神的に追い詰められた被害者が最も陥りやすいのが、法律の無知による違法行為と、ネット上に蔓延する「効果のない民間療法」への浪費である。ここにはプロしか知らない冷厳な現実が存在する。
まず絶対に認識しなければならないのが、「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」の分厚い壁だ。鳩は野生鳥獣に指定されており、たとえ自宅のベランダであっても、行政(自治体窓口や保健所)の捕獲・駆除許可を得ずに鳩を捕獲したり、卵を処分したり、傷つけたりする行為は厳格に禁止されている。これに違反した場合、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」という極めて重い刑事罰が科される。
「朝うるさいから巣の卵をゴミ箱に捨てた」「エアガンで威嚇して撃ち落とした」といった行為は完全に違法となる。つまり、一度卵を産まれてしまうと、雛が巣立つまでの約1ヶ月半から2ヶ月間、法律上は指一本触れられず、地獄のような騒音とフン害に耐え続けなければならなくなるのだ。
また、ネットで推奨されがちな以下の対策グッズは、定着が進んだ鳩に対してほぼ無意味であると現場データは証明している。
- CD・反射板・目玉風船:光の反射で驚くのは最初の1〜2日のみ。鳩は極めて学習能力が高く、物理的危害がないと理解すると、CDの真横を手すり代わりにして平然と鳴き続ける。
- ダミーのカラス・蛇のおもちゃ:動かないプラスチックの人形は、数日で「ただの置物」と見破られる。風で揺れるタイプであっても、鳩のテリトリー意識が勝る。
- 市販の超音波発生器:鳥類の可聴域は人間とほぼ同等(約20Hz〜10,000Hz程度)であり、犬やコウモリのような超音波(20kHz以上)を聞き取る能力はそもそも極めて低い。効果がないばかりか、近隣の飼い犬や猫を極度に興奮させるトラブルが多発している。
- 磁石(フェライト磁石など):「鳩は地球の磁場を感じて飛ぶため、磁石で狂わせる」という俗説があるが、強烈なネオジム磁石であっても効果半径は数センチに過ぎず、空間全体の忌避には全く役に立たない。