薄力粉と片栗粉の違いを徹底解説!揚げ物・とろみが激変する使い分け術
薄力粉と片栗粉の違いを徹底解説!揚げ物・とろみが激変する使い分け術に関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。
料理において最も顕著な差が出るのが、「とろみ付け」と「揚げ物の衣」です。片栗粉に含まれるデンプンは、水とともに加熱されると約60℃前後から急速に水分を吸収して膨張し、「糊化(こか)」という現象を起こします。これにより、透明感が高く強力な粘りを持つ「餡」が作られます。中華料理の八宝菜や麻婆豆腐で目にする澄んだ美しいとろみは、片栗粉ならではの仕上がりです。
これに対し、薄力粉でとろみを付ける場合は、デンプンだけでなくグルテンやタンパク質が介在するため、白く濁ったクリーミーな質感になります。洋食のホワイトソースやシチューがその代表例です。また、揚げ物に用いた場合、片栗粉は水分を素早く弾いて表面に硬いデンプンの膜を形成するため、ガリッとした歯ごたえのある「竜田揚げ」風の食感に仕上がります。一方、薄力粉は水分を抱え込みながらふんわりと揚がるため、天ぷらやフリッターのように素材の旨味を閉じ休めるしなやかな衣になります。