失敗しないワインの開け方決定版!道具なし裏ワザとコルク折れ救済策

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近年はオーストラリアやニュージーランドをはじめ、高級ワインでも品質保持のためにスクリューキャップ(ステルヴァン)を採用する銘柄が世界シェアの約4割に達しています。また、乾杯の定番であるスパークリングワインも、開け方を誤ると天井や照明器具を破壊する弾丸になり得ます。

スクリューキャップの開け方において、キャップのギザギザした上部だけを指先で力任せにひねるのはNGです。金属が薄く滑りやすいため、指の皮を痛める原因になります。正しい方法は「ボトルの下部」を使う物理アプローチです。利き手でキャップの裾(ミシン目の下にある金属リング部分)をしっかりと握り込んで固定し、もう片方の手でボトルの底部を握って、ボトル本体を反時計回りに回します。大きな円を描くボトル底面を回すことで強力なトルク(回転モーメント)が生まれ、女性の力でも「パキッ」と驚くほど軽快に封印が外れます。

一方で、スパークリングワインの開け方には厳密な安全プロトコルが求められます。瓶内には約5〜6気圧(自動車や大型バスのタイヤと同等)の猛烈なガス圧が封入されています。

キャップシールを剥がした後は、必ず親指でコルクの頭を上から押さえ続けた状態で針金(ミュズレ)の留め金を6回半ひねって緩めます。針金を外す必要はありません。コルクの上に清潔なナプキンを被せ、ボトルを斜め45度に傾けます。斜めにすることで瓶内の液面積が広がり、急激なガス放出による液体の噴き出しを抑制できます。

そしてスパークリングも同様に、コルクを回すのではなく「ボトルの底を回す」のが基本です。底をゆっくり回していくと、内部のガス圧によってコルクが自然と押し上がってきます。押し出される力に逆らうように親指で強く抑え込み、最後にわずかな隙間から「プシュー」とガスだけを逃がします。フランスで「天使のため息(le soupir d'un ange)」と称されるこの静かな抜栓こそが、炭酸の抜けを防ぎ、最も安全に美味しく味わうための作法です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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