みかん肥料時期の決定版!甘く実る春夏秋の施肥と失敗防ぐ真相
みかん肥料時期の決定版!甘く実る春夏秋の施肥と失敗防ぐ真相に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。
健全な樹勢を維持しながら濃厚な果実を実らせるには、年間の施肥比率を正しく管理しなければなりません。みかん栽培における年間施肥量の標準配分は「春肥50%:夏肥20%:秋肥30%」が基本設計です。
1. 3月上旬〜中旬:活動再開を支える「春肥」
地温が上がり始める3月は、越冬したみかんの根が活動を開始する時期です。ここで与える春肥は、4月の発芽と5月の開花・結実を支える最大のエネルギー源となります。分解に時間がかかる有機質肥料油かす配合の資材をこの段階で土壌にすき込んでおくことで、開花期のピークに合わせて持続的にアミノ酸やミネラルが吸収されます。
2. 6月上旬〜中旬:幼果の初期成長を助ける「夏肥」
5月の受粉を終え、緑色の小さな幼果が急速に膨らみ始めるタイミングで施すのが夏肥です。初夏は枝葉の伸長と果実肥大が同時に起こるため、樹体内エネルギーの競合が起きます。リン酸とカリウムを適度に含む化成肥料を追肥することで、実の充実を後押しします。ただし、施用が梅雨後半の7月にずれ込むと、果実の成熟期まで肥効が残り糖度低下を招くため、必ず6月中旬までに完了させます。
3. 10月〜11月:消耗した樹を救う「秋肥・お礼肥」
重い果実をいくつも育て上げた樹は、晩秋には体力を著しく消耗しています。早生品種なら収穫直前の10月、中晩生品種なら収穫直後の11月に施すのが「お礼肥」です。ここで適切な養分を補給できないと、樹は翌年の花芽を作れなくなり、実がほとんど生らない「裏年」に突入してしまいます。冬の休眠に入る前に根へ十分な養分を蓄えさせることが、翌年の安定収穫への唯一の架け橋です。