インスリン注射の正しい打ち方完全ガイド【2026年最新版】
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インスリン注射の指導において、医療従事者が最も口を酸っぱくして伝えるのが「空打ち(試し打ち)」の徹底です。患者の中には「薬がもったいない」「毎回やる必要があるのか」と感じる方もいますが、空打ちを省く行為は重大な投与エラー直結の危険を孕んでいます。
空打ちを行う最大の理由は、「針の内部に溜まった空気の排出」と「針が正常に貫通して薬液が出るかの開通確認」の2点です。注射針を装着した直後、針管の内部には空気が充填されています。空打ちをせずにそのまま穿刺すると、設定した単位数のうち最初の数単位分が空気として注入され、本来必要なインスリン量が体内に入りません。結果として想定外の高血糖を招くリスクが生じます。
また、ごく稀に針の初期不良や装着ミスによって薬液の流路が塞がれているケースがあります。空打ちで針先から液滴がプツンと出ることを肉眼で確認して初めて、機器が正常に作動している証拠が得られます。もし2単位で液が出ない場合は、もう一度2単位にセットして押し、それでも出ない場合は針を新品に交換してやり直すのが鉄則です。