モルタルとコンクリートの違いとは?砂利の有無や強度・費用を徹底比較

モルタルとコンクリートの違いとは?砂利の有無や強度・費用を徹底比較について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

現場における使い分けの基準は、部材に「重荷重がかかるか」あるいは「薄さや平滑な美観が求められるか」の2点に集約されます。

駐車場土間コンクリートにおいてコンクリート一択となるのは、1〜2トンを超える乗用車の車重とタイヤの据え切り(据え切り摩擦)に耐え抜く必要があるためです。土間コンクリート施工では、砕石を転圧した路盤の上にワイヤーメッシュ(溶接金網)を配し、厚み約10〜12cmのコンクリートを打設します。この構造によって引張力と曲げ強度を担保し、不同沈下や陥没を防ぎます。ここにモルタルを流し込んでも、数カ月で粉々に破断してしまいます。

一方、木造住宅の外壁モルタル仕上げや、アプローチのレンガ積み、花壇のブロック積みにはモルタルが真価を発揮します。モルタルはコテ滑りが良く、下地への吸着力が高いため、数ミリ単位の化粧塗りや目地充填が自在に行えます。意匠性の高いリシン吹き付けや左官コテ仕上げの下地としてもモルタルは不可欠な存在です。

また、既存構造物のひび割れ(クラック)補修においても、0.3mm以下のヘアークラックには微粒子エポキシ樹脂や補修用セメントペースト、数ミリ幅のVカット補修には追従性のあるポリマーセメントモルタルを充填するのが定石です。骨材が入ったコンクリートでは細孔に材料が進入せず、再発リスクを高める原因になります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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