五言絶句とは?押韻ルールや構成の特徴・有名代表作まで徹底解説

五言絶句とは?押韻ルールや構成の特徴・有名代表作まで徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

五言絶句(ごごんぜっく)とは、1句が5文字、全体で4句(合計20文字)から成る漢詩の詩形です。中国の唐代(618〜907年)に完成した厳格な作詩ルールを持つ詩のジャンルである「近体詩(今体詩)」の一種に分類されます。

唐代より前の時代に作られていた字数や句数に制限のない自由な詩を「古体詩(古詩)」と呼ぶのに対し、唐代以降に確立された文字数・句数・韻(音の響き)・平仄(ひょうそく:声調の高低)のルールに従って作られた詩を「近体詩」と呼びます。五言絶句はその近体詩の中でも最も短く、無駄のない極めて緊密な構成美を誇ります。

各句には以下のような明確な名称と役割が与えられており、漢詩全体がひとつのストーリーや感情の流れを形成します。

  • 起句(第1句):詩の始まり。詩全体のテーマや導入、時間・空間の舞台設定を提示する。
  • 承句(第2句):起句の内容を受け継ぎ、情景描写や状況説明をさらに深める。
  • 転句(第3句):場面を急展開させたり、視点を変化させて読者の意識を惹きつける。
  • 結句(第4句):全体の展開を締めくくり、作者の感動、余韻、主題(メッセージ)を提示する。
林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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