世界第4位の湖が砂漠へ…アラル海消滅の真相と2026年最新の現在
世界第4位の湖が砂漠へ…アラル海消滅の真相と2026年最新の現在を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
1960年当時、アラル海は約6万8,000平方キロメートルという途方もない広がりを持っていました。カザフスタンとウズベキスタンの国境を跨ぐこの青く澄んだ湖には、年間数万トンもの漁獲高を誇る活気ある漁業コミュニティが存在し、地域特有の温暖湿潤な微気候を作り出していたのです。
しかし、1960年代初頭から湖面は急速に後退を始めました。水位は年に数十センチから1メートル近い猛スピードで低下。1980年代後半には湖が北部の「小アラル海」と南部の「大アラル海」へと完全に分断されました。さらに2000年代に入ると南側の大アラル海も東部と西部に裂け、2014年にはNASAの衛星観測によって東部の巨大水域が観測史上初めて完全に干上がった様子が捉えられました。
わずか数十年という、地球の地質年代から見れば一瞬の間に、豊かな生態系を抱えていた巨大水域が「アラルクム砂漠」と呼ばれる広大な白い不毛の大地へと変貌を遂げてしまったのです。