虹色トカゲの正体とは?青い尻尾の理由と幸運を呼ぶ噂の真相
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日光を受けて金属光沢のストライプと鮮やかなブルーを輝かせるトカゲの生物学的な正体は、有鱗目トカゲ科に属するニホントカゲ(学名: Plestiodon japonicus)およびヒガシニホントカゲ(Plestiodon finitimus)の幼体(子ども)です。
国内の爬虫類研究において、かつて単一のニホントカゲとされていた種は、DNA解析の進展により西日本を中心とするニホントカゲと東日本に分布するヒガシニホントカゲに分類されました。しかし、いずれの種であっても幼体期の外見的特徴は共通しており、黒褐色の胴体に走る5本の縦縞(金褐色や銀色に反射するストライプ)と、尾の先にかけて広がる鮮烈なコバルトブルーが、光の反射によってまるで「虹色」のように美しく見えます。
一部で「海外のニジイロカナヘビ(学名: Gastropholis prasina など)が脱走・野生化したのではないか」と誤解されるケースもありますが、日本の野外で春から夏にかけて見つかる個体の99%以上は、在来のニホントカゲの幼体です。
幼体は孵化直後から全長6〜8センチメートル程度で活動を始め、石垣の隙間や日当たりの良い花壇、公園の草むら、落ち葉の下などに潜んでいます。彼らは変温動物であるため、早朝から午前中にかけて体温を上げるために日なたぼっこ(バスキング)を行う習性があり、このタイミングで人間の目に留まりやすくなります。