高力ボルトとは?普通ボルトとの違いや摩擦接合の仕組みを徹底解説

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普通ボルト(中ボルト)と高力ボルトの根本的な違いは、「力を受けるメカニズム」にあります。普通ボルトは、外力が加わった際にボルトの胴体部分が直接部材の孔に当たって抵抗する「支圧接合」です。一方、高力ボルトはボルトを限界近くまで強く締め付け、部材間に生じる強力な摩擦力で抵抗する「高力ボルト摩擦接合の仕組み」を採用しています。

強大な軸力(引き抜く方向に引っ張る力)をあらかじめボルトへ与えておくことで、接触面同士が強力に圧着され、地震等の横揺れが生じても部材同士が滑りません。また、繰り返し応力を受けてもボルト本体に直接せん断力が伝わりにくいため、金属疲労による破断リスクが極めて低くなります。

項目高力ボルト(摩擦接合)普通ボルト(支圧接合)構造設計上の評価応力の伝達機構部材間の摩擦力(滑り止め効果)ボルト軸部の直接せん断・孔壁支圧高力ボルトは接合部のガタつきを完全排除可能引張強度の水準約1,000〜1,200 N/mm²約400〜500 N/mm²普通ボルトの2倍以上の強度を保持締付け管理方法専用機による軸力管理・ピンテール破断手締めや簡易インパクトによる手加減高力ボルトは人為的ミスを防ぐ施工システムが確立主な使用用途建築鉄骨の柱梁接合、橋梁、大スパン架構小規模下地材、仮設足場、軽微な二次部材主要構造部には原則として普通ボルト単独使用不可
伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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