信号の赤点滅は徐行でOk?一発違反の罠と正しい停止ルール徹底解説
信号の赤点滅は徐行でOk?一発違反の罠と正しい停止ルール徹底解説についての真相をご紹介します。
深夜帯に点滅信号の交差点で衝突事故が発生した場合、民事上の損害賠償実務において過失割合はどのように算定されるのでしょうか。判例タイムズ等が定める確定基準において、点滅信号事故過失割合はドライバーが想像する以上に非対称です。 同幅員の交差点における赤点滅車と黄色点滅車の出合い頭事故の場合、基本過失割合は以下のようになります。 【基本過失割合】
赤点滅側(一時停止義務違反):80%
黄色点滅側(注意進行義務違反):20% 黄色点滅側にも一定の注意義務があるため過失が20%認められるものの、責任の大半は赤点滅側に帰属します。さらに、赤点滅側が「全く一時停止を行わずに交差点へ進入した」「減速すらしていなかった」などの事実がドライブレコーダーの映像等で立証された場合、赤点滅側に重過失修正が適用され、過失割合は「85:15」から「90:10」にまで悪化します。
夜間点滅信号時間帯に潜む認知心理の罠
多くの自治体で採用されている夜間点滅信号時間帯は、一般的に交通量が激減する午後10時(22時)から翌朝6時頃までです。この深夜から早朝にかけての時間帯は、人間の覚醒水準の低下に加え、交通心理学でいう「確証バイアス」や「正常性バイアス」が最も強く働く環境が揃っています。 「深夜だから対向車は来ないはずだ」「黄色点滅側も減速してくれるだろう」という根拠のない過信が、ブレーキを踏むという単純な防衛行動を麻痺させます。その結果、双方が時速40〜50kmのまま交差点中心部へ突っ込み、死亡事故や重傷事故につながる事例が後を絶ちません。