帯広名物豚丼ぱんちょうは並ぶ価値あり?松竹梅の逆転劇と実態検証

帯広名物豚丼ぱんちょうは並ぶ価値あり?松竹梅の逆転劇と実態検証に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。

ぱんちょうの暖簾をくぐった客がまず驚くのが、お品書きに並ぶ「松・竹・梅・華」の表記です。日本古来の等級付けでは「松が最上位、梅が最下位」というのが一般的な常識ですが、ぱんちょうでは松が最も安く、梅のほうが上位に位置づけられています。

この痛快な逆転劇の背景には、初代店主・阿部秀司氏の妻である「阿部ウメ」さんへの深い愛情と感謝の逸話が存在します。創業当時、夫の傍らで粉骨砕身して店を切り盛りし、二人三脚で暖簾を守り立てた妻の名を、格式が低い「最下等のランク」に置くことなどできない――。初代の確固たる敬意によって、「梅」が松や竹よりも格上のランクとして設定されました。

なお、最も高価格な「華」は、後年になって「さらに肉を存分に味わいたい」という顧客の要望に応えて増設された最上位メニューです。単なる奇をてらったマーケティングではなく、家庭と暖簾を支えた妻への敬意がメニュー表にそのまま刻み込まれている点に、この老舗が愛され続ける本質が垣間見えます。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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