畳の上にカーペットはNg?カビとダニを防ぐ2026年の新常識

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「自分だけは大丈夫だろう」と過信して敷きっぱなしにした結果、取り返しのつかない事態に直面した現場の証言は枚挙にいとまがありません。実際に大手不動産管理会社の賃貸トラブル窓口や、住宅リフォーム相談プラットフォーム(リショップナビ等)には、敷物トラブルに関する悲鳴が後を絶ちません。

都内の賃貸アパートに暮らしていた30代会社員男性は、退去立ち会いの瞬間に経験した戦慄を次のように語っています。

「和室の見た目を北欧風に見せたくて、入居直後にネット通販で安価なウッドカーペットを購入し、隙間なく敷き詰めました。約3年間の入居中、一度もめくって掃除することはありませんでした。退去当日、荷物をすべて搬出した後にウッドカーペットを剥がした瞬間、部屋中に鼻を突く強烈なカビ臭が立ち込めました。畳のい草は完全に黒褐色に変色し、床板まで湿気でふやけて腐食していたのです。敷金全額が没収された上、畳の全面表替えと下地補修費用として追加で18万円の請求書を突きつけられました」

国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の生活による日焼けや摩耗(経年劣化)の修繕費用はオーナー(貸主)負担と定められています。しかし、「借主の手入れ不足や不注意によって発生させたカビ・シミ」は借主の善管注意義務違反とみなされ、補修費用の100%自己負担を命じられる判例が確立しています。

現在、一般的な賃貸住宅における畳の表替え費用は1畳あたり5,000円〜8,000円程度ですが、芯材(畳床)までカビの菌糸が到達して新調が必要になった場合、1畳あたり1万5,000円〜2万5,000円以上へ跳ね上がります。6畳間であれば、畳の総入れ替えだけで10万円を軽く突破する計算です。良かれと思って施した保護行為が、結果として最大の出費を招くという皮肉な現実がここにあります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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