ポケモン『ベストウイッシュ』評価が分かれる真相と再評価の理由
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『ベストウイッシュ』を語る上で避けて通れないのが、第23話・第24話として放送予定だった「ロケット団VSプラズマ団」のお蔵入りです。この2話は、序盤から黒いスーツを身にまとい、任務を忠実に遂行するシリアスなロケット団と、暗躍する謎の組織プラズマ団がメテオナイトを巡って激突する、シリーズ前半最大の山場となる予定でした。
しかし、放送直前の2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、街の破壊描写を含む同エピソードは急遽放送延期となり、最終的に本編として世に出ることはありませんでした。この出来事は、単なる2話分の欠番にとどまらず、作品全体のプロットに決定的な軌道修正を強いることになります。
当初予定されていたプラズマ団の本格登場が先送りになった結果、物語中盤は日常回や単発イベントを挟まざるを得なくなりました。さらに、シリアス路線を走っていたロケット団も徐々に従来の白服とコミカルな気質へと戻されるなど、シリーズ全体のトーン&マナーにねじれが生じたのです。この外的要因による脚本の再編こそが、中盤のストーリー展開に停滞感を生んだ根本的な要因でした。